- 勝利!
- 球春到来!
- 読後感
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2010.03.10 Wednesday少し間が空きましたが、
ようやく読み終えました。
吉村昭著「白い航跡」上下2巻
薩摩藩の医者から海軍に入り、留学してイギリス医学を学び、明治期の海軍軍医の最高位にまで登りつめたものの
当時原因不明とされた「脚気」の治療法をめぐり東大医学部、陸軍軍医等と真っ向対決した高木兼寛という人物を主人公にした小説。
主人公の唱える「脚気食物原因説」に対し、「脚気菌」の存在を唱えた急先鋒が森鴎外だったというのも興味深かったです。
そして、当時の陸軍や東大が採用したドイツ医学が主流になりつつある中で、彼の唱える説は抹殺されていきますが、彼や森鴎外の死後、ビタミンの存在が発見され脚気の原因は食物のバランスの悪さにあったことが証明されます。
いわゆる劇作家ならば、彼らが死ぬ前に、事実が証明され主人公が溜飲を下げるところでしょうが、そこはさすが吉村昭!
あくまでも事実を淡々と語り、その静謐な文章で別の次元の読後感を読者に与えてくれます。
記録小説というものは歴史事実があることを前提にしているだけに、あまりドラマチックにはなりえませんが、
吉村昭にかかると、圧倒的な取材記録に裏づけされた説得力とそれらを決して誇示しない抑揚の効いた表現力によって、なんとも清々しい物語に昇華されます。
「事実は小説よりも奇なり」ではなくても全然良いのです。
もう少し長生きしていただいて、もっと多くの「歴史に埋もれた人」の生き方を名作に仕立ててもらいたかったなあとつくづく思います。
今年は、吉村昭に集中しようかな。
- 春・まだ浅き
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2010.03.07 Sunday祖母の法事で、秋田県横手市へ。
母親のふるさとです。
最近の横手といえば、やっぱりこれ!
昔は、全然こんなものは無かったと思うケド。
いつのまにやら、すっかり名物に。
ま、色々と町おこしをして、賑わってもらうことは良いことでしょう。
市街地は、再開発で、すっかり昔の面影は影を潜めてしまいました。
たまに訪れる身としては、残念なことにも思いますが、ここで日常を過ごす人にとっては、少しでも活性化させたい、という気持ちが強いのでしょう。それは、仕方の無いことです。
でも、
お金を中央から引っ張り込んで、道路を造って、新しい建物を造って、とやっていくと、どうしても画一的な街並になってしまう。
街のアイデンティティを市民が認識し、それを具体化する事の魅力に市民が気付かないといけないのではと、強く思います。
高速道路を造り、新幹線を引き、便利になって、それで、人がたくさん来ればいいけど、結局どの地方も、そのおかげで、人が逆に中央へと流れてしまっている。
交通網の発展は、皮肉にも、地方の過疎化を加速させているということは否めないようです。
もちろん、僕は、他人事のようにいってしまっているけど、理想と現実のギャップに苦しんでいるのは、そこで生活を支えている人たちでしょう。
それでも、空気がきれいで、水が澄んでいて、自然にごく普通に触れ合えることの出来ることがどれだけ価値のあることか、そして、そのことの優位性を人がもっと認めるようになってくれれば、もう少し地方都市のあり方自体も変わるのではないかと思います。
ネット社会になって、何処にいても情報は得られます。地方の魅力を上手くそんなことに絡めたいなあ。
帰りの車窓からの風景を見ながら、つらつらと、考えてました。
春まだ浅き、雪景色。
- 春・卒業
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2010.03.03 Wednesday3月3日
桃の節句
今日は、上の娘の高校卒業式。
ちゃんと、参加してきました。
親ばかです、はい。
ついこの間、入学したと思ったら、
もう、卒業。
早いです、月日の経つのは。
4月からは、大学生の父親です。
こんなんで大丈夫かなあ・・・・。
自分自身がちょっと前まで大学生だったような気がしていたんだけど、数えたら、卒業してもう22年も経っていた・・・・。
僕が大学生だったのは、4半世紀も前の話か・・・・。
大学に入るのは、ゴールではなく、単なる通過点だよと娘に偉そうに説教しちゃいましたが、
それを実感するのは、これくらい時間が経ってからなんだろうなあ。
なんにせよ、また、新しい春がやってきます。
これから、どんどんと通過点やら、分岐点が足早に訪れます。
少しずつ、自分の生き方に責任を負うことを、その点を過ぎるごとに覚えていくのでしょう。
まずは、卒業おめでとう、だね。
